こんにちは。黒耳アジング研究所、運営者の「黒耳」です。
春から夏へと季節が移り変わるこの時期、海の中も大きく変化しています。6月のアジングで釣れないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実はこの時期、産卵後のアジの生態や梅雨のアジングならではの環境変化を理解することがとても重要になってきます。その日の状況に合わせた6月のアジングに最適なワームの選び方や、新子サイズを狙う豆アジングのコツさえ掴めば、難しいとされる時期でもしっかりと釣果を伸ばすことができます。この記事では、僕が実際に現場で感じている6月のアジングパターンについて、分かりやすく解説していきますね。
- 産卵後のアジの生態と梅雨時期の環境変化
- プランクトンとベイトフィッシュパターンの見極め方

- 釣れない状況を打破する仕掛けやワームの選び方
- ショートバイト対策と豆アジング攻略のコツ
6月のアジングパターンの特性と環境要因
6月はアジの生態や海の状況がガラッと変わるタイミングです。ここでは、なぜこの時期のアジングが難しいと言われるのか、そしてどのような環境変化が起きているのかを僕の経験からお話ししますね。一見すると「釣れない月」に見えてしまいますが、実は状況を正しく理解すれば、梅雨ならではの面白さがたっぷり詰まっている時期でもあります。焦らず、一つひとつ丁寧に読み解いていきましょう。
産卵後のアフター個体の生態と特徴

春に産卵を終えたアジ、いわゆる「アフター」の個体が多くなるのが6月の大きな特徴です。産卵で体力を使い果たしたアジは、動きの速いエサを元気に追いかけるのが難しくなっています。
また、エサを吸い込む力も弱くなっているため、アタリがあってもなかなか針掛かりしないという状況が増えるんですね。これを理解していないと、「アタリはあるのに乗らない」と首を傾げることになってしまいます。アジングをやり込んでいる方でも、この時期だけはなぜか釣れないと感じることがあるのは、まさにこのアフター個体の影響が大きいんです。
アジの産卵期は地域や水温によって差がありますが、一般的に春から初夏にかけてピークを迎えます。産卵後のアジは体の回復を最優先にしているため、できるだけエネルギーを使わない行動を選びます。つまり、潮の流れに逆らって泳ぎ続けるよりも、流れが緩やかな場所や、流れに乗ってフラフラと漂っていられる場所に集まりやすくなるんですね。
🎣 アフター個体の特徴まとめ
- 体力が落ちており、素早い動きについていけない
- 吸い込む力が弱く、ショートバイトになりやすい
- 遊泳力がないため、潮の緩い場所に溜まりやすい
- 体が回復するまでの間、低活性が続くことが多い
- 回復のためにエサを積極的に摂ろうとする面もあり、タイミングが合えばまとめて釣れることも
このような状態のアジには、ルアーをゆっくり見せて、吸い込みやすくしてあげる工夫が必要不可欠かなと思います。速いアクションや重いジグヘッドで素早くフォールさせてしまうと、アジがルアーに近づく前に通り過ぎてしまうんです。
逆に考えると、アフター個体は体力を回復させるためにエサを摂りたいという欲求も持っています。適切なアプローチさえできれば、集中してエサを探している個体を効率よく釣ることも十分可能です。「食い気はあるけど体が追いつかない」というアジの状態を頭に入れておくだけで、アプローチの組み立て方がガラッと変わってきますよ。
#### アフター個体が溜まりやすい場所とは
アフター個体が好む場所として特に意識したいのが、潮の流れが緩やかに当たる「潮だまり」や、堤防の内側(港内)の穏やかなエリアです。体力が落ちているアジにとって、強い潮流の中で泳ぎ続けることは大きな負担。そのため、潮の当たりが柔らかい内側のシェードや、岸壁沿いのヨレが形成される場所を好んで選ぶ傾向があります。
また、水深が比較的浅い1〜3m程度のシャローエリアにも、体を温めながら回復しようとするアフター個体が集まることがあります。特に朝マズメ前後の時間帯は、こうしたシャローにアジが差してくることが多いので、見逃さないようにしたいですね。
6月のアジングパターンにおける雨の影響

梅雨の時期なので、当然雨の影響を大きく受けます。雨が降ると水中の溶存酸素量が増えてアジの活性が上がるというメリットがあります。また、雨粒が水面を叩くことでアングラーの気配を消してくれるステルス効果も期待できるんです。
さらに、雨によって陸上の虫や有機物が海に流れ込み、プランクトンが増殖しやすくなるという側面もあります。プランクトンが増えれば、それを捕食するアジも集まりやすくなるという好循環が生まれることもあるんですね。特に小雨が続くような日は、こうした恩恵を受けやすく、アジングには意外と好条件が揃いやすいです。
一方で、大雨による極端な濁りや、表層の塩分濃度が下がる「水潮(みずしお)」が発生すると、アジは急激に口を使わなくなったり、深場へ移動してしまったりします。
#### 雨の強さ別・アジングへの影響度
| 雨の状況 | アジへの影響 | 釣り人への影響 | 対応策 |
|---|---|---|---|
| 小雨・霧雨 | 活性UP・ステルス効果大 | ほぼ問題なし | 通常通りのアプローチでOK |
| 中程度の雨 | やや濁り・溶存酸素増加 | 視認性がやや低下 | グロー・チャート系カラーに変更 |
| 大雨・豪雨 | 水潮発生・活性急低下 | 危険・釣行中止推奨 | 釣行を中止し安全を優先 |
| 雨上がり直後 | 濁り残留・回復待ち | 足元が滑りやすい | ボトム〜中層を丁寧に探る |
⚠️ 水潮への警戒
アジは塩分濃度の変化に敏感です。激しい雨の後は、表層を避けてボトム(底)付近を狙うか、塩分濃度が安定している深場にポイントを変更するのがおすすめです。水潮が発生しているかどうかは、海水の色や透明感を確認することである程度判断できます。透明感がなく、茶色や緑がかった色になっている場合は要注意ですね。
雨は味方にも敵にもなるので、その日の降水量や濁りの具合を見て、柔軟に釣り方を変えていくことが大切ですね。事前に天気予報や降水量のデータを確認しておくと、釣行計画を立てやすくなります。特に前日からの累積雨量が多い場合は、水潮のリスクが高まるので、ポイント選びを慎重にしたほうが良いかなと思います。
また、梅雨時期特有の「曇天ローライト」の状況は、アジにとってプレッシャーが少なく動きやすい環境でもあります。晴れた日の強い日差しを嫌うアジが、曇天の日は日中でもシャローに上がってきやすいんです。この特性を活かして、昼間でも積極的にシャローを狙ってみるのも面白い戦略ですよ。
プランクトンパターン攻略の基本戦術

体力が落ちたアフターのアジや、潮の流れが緩い場所でメインになるのがプランクトンパターンです。アミなどの浮遊するプランクトンを捕食しているため、激しいルアーアクションは逆効果になってしまいます。
プランクトンパターンが成立しているとき、アジはその場で口を開けてプランクトンをパクパクと吸い込んでいるような状態です。ルアーがその流れの中に自然に入ってくることで初めて口を使うイメージなので、「アクションで食わせる」というよりも「流れの中に溶け込ませる」感覚が大切になってきます。
基本戦術としては、0.5gから1.0g程度の軽量ジグヘッドを使用し、アクションさせた後に「ピタッ」と止めて潮に乗せる「ドリフト」や、ゆっくり落とす「テンションフォール」が有効です。※ここで紹介するルアーの重量やサイズはあくまで一般的な目安です。
このフワフワとした動きが、遊泳力の弱いプランクトンを演出し、アフターのアジでも無理なく吸い込める間を作ってくれます。より詳しいアクションについては、プランクトンパターンの基本アクションとドリフトのコツも参考にしてみてくださいね。
#### プランクトンパターン攻略の4ステップ
✅ 現場で実践できるプランクトンパターン攻略フロー
- 潮の流れを観察する:ラインやルアーの流れ方を見て、潮がどちらに流れているかを把握する。
- 軽量ジグヘッドをセット:0.5g〜1.0gの軽いジグヘッドに1.5インチ以下の細身ワームを組み合わせる。
- 潮上に向かってキャスト:潮の流れに対して斜め上流にキャストし、ルアーが自然に流れてくるラインを作る。
- テンションを抜いてドリフト:ラインを張らず緩めず(テンションフォール)の状態で潮に乗せ、アタリを待つ。アタリはラインが「スッ」と走る感覚で出ることが多い。
プランクトンパターンで特に意識したいのは、「アタリの出方」が通常と異なる点です。ジグヘッドを積極的に動かしているときのアタリとは違い、ドリフト中のアタリは非常に繊細。ラインがわずかに緩んだり、逆に引っ張られたりする微妙な変化を感じ取る必要があります。感度の高いロッドを使うことはもちろん、集中力を切らさずにラインの動きを注視することが釣果への近道ですね。
また、プランクトンが溜まりやすい場所として「潮目」や「潮だまり」を意識することも大切です。潮目とは、流れの速さや方向が異なる2つの潮がぶつかり合う境界線のこと。ここにはプランクトンが集まりやすく、当然アジも集まってきます。夜間であれば常夜灯の光が当たるエリアの境界線も、プランクトンが溜まりやすい好スポットですよ。
ベイトフィッシュパターンの見極め方
一方で、雨上がりなどで小魚が浮きやすいタイミングや、カタクチイワシの稚魚であるシラスなどが回遊している状況では、ベイトフィッシュパターンが成立します。
このパターンの見極め方は、水面で小魚が逃げ惑う波紋(ライズ)が出ているか、あるいは鳥が水面を気にしているかどうかがポイントになります。ベイトを追っているアジは比較的活性が高いため、1.0gから1.5gのやや重めのジグヘッドを使い、ロッドを上下に煽ってルアーを左右に飛ばす「ダートアクション」や、一定の速度で巻き続ける「ただ巻き」で反射食い(リアクションバイト)を狙うのが効果的かなと思います。
6月はシラスやカタクチイワシの稚魚、ハゼの幼魚など、様々な小型ベイトが沿岸部に接岸してきます。アジがどのベイトを追っているかを把握することで、使うワームのシルエットや動かし方を合わせることができます。
#### ベイトフィッシュパターンの見極めチェックリスト
🐟 現場でベイトフィッシュパターンを見極める5つのサイン
- ✅ 水面に小魚が逃げ惑うライズ(波紋)が出ている
- ✅ カモメやウミネコが水面を低空飛行している
- ✅ 常夜灯の下に小魚の群れが確認できる
- ✅ 海面がキラキラと光っている(シラスなどの反射)
- ✅ 魚探(使用している場合)に中層〜表層でベイトの反応がある
ベイトフィッシュパターンが成立している状況では、プランクトンパターンと比べてアジの活性が高いことが多いため、比較的釣りやすくなります。ただし、アジが追っているベイトのサイズやシルエットに合わせることが大切。ベイトが細長いシラス系であれば、細身のピンテールワームやシャッドテールワームが有効ですし、丸みのある小魚を追っているならグラブ系やカーリーテール系が効くこともあります。
ベイトフィッシュパターンで意外と見落とされがちなのが「レンジ(タナ)の合わせ方」です。ライズが出ているからといって、必ずしも表層だけを狙えばいいわけではありません。アジはベイトの少し下から上を向いて捕食することが多いため、ライズが出ているレンジより少し下を通すイメージが効果的なことが多いですよ。
梅雨時期のポイント選びと時間帯
雨水(淡水)が大量に流れ込む河口付近は、塩分濃度が下がりすぎるため避けるのが無難です。狙い目としては、外洋に面した潮通しの良い漁港や堤防の先端、または水深のあるエリアですね。
潮通しが良いエリアは、淡水の影響を受けにくく、塩分濃度が安定しているため、アジが居着きやすい環境が保たれています。また、水深があるエリアは表層の環境変化の影響を受けにくく、水潮が発生した際でも底付近では安定した塩分濃度が維持されやすいというメリットがあります。
時間帯の基本は朝マズメ・夕マズメ・夜間ですが、梅雨のローライト(曇りや雨)な状況下であれば、日中のデイゲームでも十分に釣果が期待できます。
#### 6月の時間帯別・狙い目ポイントと攻略法
| 時間帯 | アジの行動 | 狙い目のポイント | 有効なアプローチ |
|---|---|---|---|
| 朝マズメ(夜明け〜1時間) | シャローに差してくる | 堤防シャロー・テトラ際 | 表層〜中層のドリフト |
| 日中(曇天・雨天時) | 中層〜ボトム付近 | 水深のある漁港内・沖堤 | テンションフォール・ボトムドリフト |
| 夕マズメ(日没前後) | 活性が上がりシャローへ | 常夜灯周辺・堤防先端 | ダートアクション・ただ巻き |
| 夜間(常夜灯周辺) | 常夜灯に集まる | 常夜灯の明暗境界線 | 明暗の境界をスローに通す |
梅雨時期の夜間釣行で特に意識したいのが、常夜灯の「明暗の境界線」です。光が当たっているエリアにはプランクトンが集まり、それを狙ってアジが集まります。しかし、アジ自体は光の中よりも、明るいエリアと暗いエリアの境界線上や、暗い側でエサを待ち構えていることが多いんです。ルアーを明るい側から暗い側へと通すラインを意識してキャストすると、バイトが増えることが実感できると思いますよ。
⚠️ 安全に関する注意事項
雨の日の堤防やテトラポットは非常に滑りやすくなり、落水などの重大な事故につながる恐れがあります。釣り場のルールや安全装備(ライフジャケットの着用や滑りにくい靴の選定など)については、必ず公式サイト等で最新の情報を確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。特に夜間釣行の際は、ヘッドライトの携帯と複数人での行動を強くおすすめします。安全第一で楽しみましょう。
6月のアジングパターンで釣果を出す攻略法
ここからは、具体的な攻略法について深掘りしていきます。釣れない原因を解消し、仕掛けやルアーを工夫することで、6月のアジングをもっと楽しめるようになりますよ。理論を知っているだけでは意味がなく、現場でどう実践するかが釣果を大きく左右します。ここで紹介する内容は、実際に僕が試行錯誤しながら積み上げてきたものなので、ぜひ参考にしてみてください。
アジングで釣れない原因と解決策
6月に「アジングで釣れない」と感じる場合、いくつかの原因が考えられます。主な原因は、産卵後の体力低下によるショートバイト、水潮による活性低下、そしてアジのサイズが小さすぎる(豆アジ)ことです。
これらの原因を一つひとつ丁寧に潰していくことが、6月のアジング攻略の近道になります。「なぜ釣れないのか」を現場でしっかりと考える習慣をつけることが、アジングの腕前を上げる一番の近道だと僕は思っています。
#### 釣れない原因を特定するための現場診断フロー
🔍 「釣れない」を解決するための原因特定ステップ
- アタリ自体がない場合:アジがいない可能性。ポイントを移動するか、狙うレンジ(水深)を変えてみる。
- アタリはあるが乗らない場合:ショートバイトが疑われる。フックサイズを小さくし、ワームを短くカット。
- 掛かっても途中でバレる場合:フックが口に刺さりきっていない可能性。アワセのタイミングを遅らせてみる。
- 特定のレンジだけ反応がある場合:アジが特定の層に固まっている。そのレンジを重点的に攻める。
- 全く反応がない場合:水潮や大幅な濁りの影響。ポイント変更か翌日以降の釣行を検討する。
対策としては、まずフックサイズを極小にすること。そして、ワームの長さを1.5インチ以下の短いものにカットするか、元々短いものを選ぶことが重要です。また、アタリがあったら即座にアワセるのではなく、少し送り込んでからアワセるなど、タイミングをずらす工夫も必要になってきます。
また、釣れない時間が続いているときこそ、「ジグヘッドの重さを変える」という基本動作を試してほしいです。同じポイントで同じアクションをしていても、ジグヘッドの重さを0.2g変えるだけでアタリが増えることは珍しくありません。軽くすることでフォールスピードが遅くなり、アフター個体でも吸い込みやすくなるケースが多いですよ。
さらに見落とされがちな原因として「ラインの太さ」があります。太いラインは水の抵抗を受けやすく、軽量ジグヘッドを使う際にはドリフトの精度が大きく落ちてしまいます。6月のプランクトンパターン攻略では、エステルラインやフロロカーボンラインの細い号数(0.2号〜0.4号程度)を使うことで、より繊細なアプローチが可能になります。
豆アジングに対応する仕掛けの調整

初夏にあたる6月は、その年に生まれた小型のアジ(豆アジ・新子)が沿岸部に接岸し始める時期でもあります。10cm前後の豆アジを狙う場合、通常のアジングタックルではなかなか針掛かりしません。
豆アジは口が非常に小さく、吸い込む力も当然ながら弱いため、通常のアジング用ジグヘッドでは口の中にフックが入りきらないことが多いんです。「アタリはあるのに乗らない」という状況が続くときは、豆アジの仕業である可能性が高いかなと思います。
豆アジの小さな口に吸い込ませるためには、オープンゲイプ(針先が外側を向いている)の極小フックと、柔らかくて吸い込みやすい極小ワームの使用を強くおすすめします。
#### 豆アジングに特化したタックルセッティングのポイント
豆アジングで特に重要なのは、ジグヘッドの「フックゲイプ(針先から軸までの幅)」です。ゲイプが広すぎると、豆アジの小さな口に入りきらずに弾かれてしまいます。逆に、ゲイプが狭すぎると今度は刺さりが悪くなるという難しさがあります。豆アジ専用として設計されたジグヘッドは、このバランスを絶妙に調整しているため、汎用品よりも格段に掛かりが良くなりますよ。
| 狙うサイズ | ジグヘッドの目安 | ワームサイズの目安 | フックの特徴 |
|---|---|---|---|
| 20cm以上(通常) | 1.0g〜1.5g | 1.8インチ〜2.0インチ | 標準的なゲイプ幅 |
| 15cm前後 | 0.8g〜1.0g | 1.5インチ前後 | やや小さめのゲイプ |
| 10cm前後(豆アジ) | 0.3g〜0.5g | 1.0インチ〜1.2インチ | 極小・オープンゲイプ |
仕掛けのバランスを最適化することで、これまで掛けられなかったアタリを拾えるようになります。豆アジ専用のセッティングについては、豆アジングにおすすめの極小ジグヘッドとワームの記事でも詳しく解説しています。
また、豆アジングではロッドの柔らかさも重要なポイントです。硬いロッドでアワセると、豆アジの薄い口が切れてしまいバレることがあります。ULやSULクラスの柔らかいロッドを使うことで、アワセのショックを吸収しつつ、しっかりと掛けることができます。豆アジングは繊細なゲームですが、道具を合わせてあげることで驚くほど楽しくなりますよ。
さらに、豆アジは群れで行動することが多いため、一度ポイントを見つけると連続ヒットが期待できます。釣れた場所から同じ距離・同じ方向にキャストを続けることが、数を伸ばすコツです。慌てずに同じコースを通し続けることを意識してみてください。
濁りに強いワームカラーの選定法

梅雨時期で海に濁りが入っている場合は、ワームのカラー選びが釣果を大きく左右します。水が濁っていると、アジがルアーを見つけにくくなるためです。
クリアウォーターでは自然系カラーが効果的ですが、濁りが入った状況ではアピール力を上げてアジにルアーの存在を知らせる必要があります。ただし、アピール力を上げすぎると逆に違和感を与えてしまうこともあるため、水の色に合わせた適切なカラー選択が求められます。
アピール力の高い「グロー(夜光)系」や「チャート系(黄色やピンクなど)」、そして水中でシルエットがはっきり出る「ソリッドカラー(不透明色)」が非常に有効ですね。逆に、水が澄んでいる時はクリア系にラメが入ったものが基本となります。その日の水色に合わせて、こまめにカラーローテーションを行うことが釣果アップの秘訣かなと思います。
#### 水色・光量別ワームカラー選択ガイド
| 水の状態 | 光量 | おすすめカラー | 理由 |
|---|---|---|---|
| 澄み潮(クリア) | 日中・明るい | クリア系・ラメ入り・ナチュラル系 | 自然なシルエットで違和感を与えない |
| 澄み潮(クリア) | 夜間・暗い | グロー系・クリアグロー | 光を蓄えて発光し存在感を出す |
| やや濁り | 日中・曇天 | チャート系・ピンク・オレンジ | 視認性の高いカラーでアピール |
| 強い濁り | 夜間 | ソリッドホワイト・グロー系 | シルエットをはっきり出してアピール |
カラーローテーションの基本的な考え方は、「反応がなければ系統を変える」です。チャート系で反応がなければナチュラル系へ、グロー系で反応がなければソリッド系へと、大きくカテゴリーを変えることで新たな反応を引き出せることがあります。同じ系統の中で微妙に色を変えても、アジに気づかれにくいことが多いので、思い切って全く違う系統にチェンジするのがポイントですよ。
また、梅雨時期は夜間に常夜灯の光が雨で反射し、いつもと光量が変わることがあります。こうした状況変化にも対応できるよう、グロー系・チャート系・ナチュラル系の3系統を最低限ボックスに入れておくと安心ですね。現場でのカラーチェンジに迷う時間を減らすことが、釣果アップにつながりますよ。
ショートバイトを掛けるフックの工夫
アタリはあるのに乗らないショートバイト対策としては、フックの形状やサイズを見直すことが重要です。特に6月はアフター個体や豆アジが混在するため、フック選びはシビアになります。
ショートバイトが多発する状況では、「アジがルアーを咥えたが、フックが口の外側にしか当たっていない」というケースが多いです。フックが大きすぎると、アジが吸い込んだ際に口の奥まで入らず、唇の外側に当たって弾かれてしまうんです。これを解決するためにフックサイズを落とすことが、最初の対策になります。
吸い込みの弱さをカバーするためには、細軸のフックを選ぶのが基本です。細軸であれば、弱い力でもスッと口の中に入りやすく、刺さりも抜群です。ただし、不意の大物が掛かった際に伸ばされるリスクもあるため、ドラグ設定は少し緩めにしておくことをおすすめします。
#### ショートバイト対策の具体的な7つのアプローチ
🎯 ショートバイトを乗せるための実践的な工夫
- フックサイズを1〜2サイズ落とす:吸い込みやすくなり、口の奥まで入りやすくなる。
- 細軸フックに変更する:刺さりが向上し、弱い吸い込みでも貫通しやすくなる。
- ワームを短くカットする:ワームが長いとフックが後ろにずれ、掛かりが悪くなる。
- アワセのタイミングを遅らせる:即アワセせず、ラインが走ってから0.5秒待ってアワセる。
- ジグヘッドを軽くする:フォールスピードが遅くなり、アジが吸い込む時間が増える。
- ワームの硬さを柔らかいものに変える:柔らかいワームは口の中で自然に変形し、吸い込まれやすい。
- アクションを控えめにする:激しいアクション後は必ず「間(ポーズ)」を入れ、吸い込む時間を作る。
特に「間(ポーズ)」の重要性は、どれだけ強調してもしすぎることはないかなと思います。アジはアクション中にルアーを追い、ポーズの瞬間に口を使うことが非常に多いです。ポーズの長さは0.5秒から3秒程度が目安ですが、その日のアジの反応を見ながら調整してみてください。ポーズを長くするほどバイトが増える日もあれば、短いポーズの方が効果的な日もありますよ。
また、フックの「刺さり」は使っていくうちに徐々に鈍くなります。特に梅雨時期はフックが錆びやすいため、こまめにフックの状態を確認することも大切です。爪に当てて滑るようなら交換時期のサイン。切れ味の落ちたフックは、どれだけ工夫してもショートバイトを乗せることが難しくなります。フックのコンディション管理も、釣果を安定させる重要な要素ですよ。
6月のアジングパターンを総括する
6月のアジングは、産卵後のアフター個体や梅雨の環境変化、そして豆アジの登場など、さまざまな要素が絡み合う少しテクニカルな時期です。
しかし、裏を返せば、状況をしっかりと観察し、プランクトンパターンとベイトフィッシュパターンを見極め、適切な仕掛けやルアーを選択できれば、確実に応えてくれる時期でもあります。釣れない時は、ジグヘッドを軽くしてみたり、ワームを短くしてみたりと、アジの目線に立って工夫を凝らすのがアジングの醍醐味ですよね。
この時期のアジングで釣果を伸ばすために、最も大切なことは「現場での観察力」だと僕は思っています。海の色、潮の流れ、ベイトの有無、アジのアタリ方——これらを丁寧に観察して、その日の状況に合わせてアプローチを変えていく柔軟さが、6月のアジングを攻略する鍵になります。
📋 6月のアジングパターン攻略まとめ
- アフター個体はスローアプローチが基本。軽いジグヘッドでフワフワと漂わせる。
- 小雨はプラス・大雨は水潮に注意。雨の強さに応じて戦略を変える。
- プランクトンパターンはドリフトと潮の流れを活かしたアプローチが有効。
- ベイトフィッシュパターンはライズや鳥の動きを見て判断し、ダートやただ巻きで攻める。
- 豆アジには極小ジグヘッド+極小ワームのセッティングが必須。
- 濁りが入ったらグロー系・チャート系カラーでアピール力を上げる。
- ショートバイトにはフックサイズダウン+細軸+ポーズの組み合わせで対応。
- 雨の日の釣行は安全装備を徹底し、無理をしない。
今回ご紹介したポイントを意識して、ぜひ6月の海へ足を運んでみてください。きっと、新しい発見と楽しい釣果が待っているはずです。これからも、黒耳アジング研究所では皆さんの釣果アップに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!