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アジングで夜に釣れない原因と対策!状況を打破する攻略法

こんにちは。黒耳アジング研究所、運営者の「黒耳」です。

アジングは夜行性のアジを狙うため夜が本番とされていますが、いざ海へ行ってみると夜なのに全く釣れないという状況に陥ることがありますよね。常夜灯の周りや月夜のタイミングなど、好条件に思えるのになぜかアジの反応がないと悩む方は多いと思います。また、闇夜でのポイント選びや夜のワームカラーの選び方など、釣れない理由がわからずに迷ってしまうこともあるかもしれません。この記事では、アジングで夜に釣れない原因を科学的な視点から紐解き、厳しい状況を打破するための具体的な対策を解説していきます。記事を読むことで、夜のアジングにおけるアプローチの引き出しが増え、次回の釣行から釣果アップに繋がるヒントが見つかるはずです。

  • 夜のアジングでアジが釣れない科学的な原因
  • 常夜灯周りや月夜など状況別の具体的な攻略法
  • 闇夜でのポイント選びやワームカラーの適切な選択基準
  • 釣れない状況を打破するためのアクション術

アジングで夜釣れない理由を科学的に分析する

夜のアジングで釣れない原因となる環境要因(常夜灯、月明かり、プランクトン)の科学的図解

アジングは夜が釣りやすいと言われていますが、それでも釣れないのには明確な理由が隠されています。ここでは、常夜灯や月の光、プランクトンの動きなど、さまざまな環境要因がアジの行動にどう影響しているのかを詳しく解説していきますね。

常夜灯下のアジングで釣れない原因

アジングといえば常夜灯下が一級ポイントですが、「光が効いているのになぜか釣れない」という経験、皆さんにもあるんじゃないでしょうか。実は、人が集まりやすい常夜灯周りだからこそ発生する「スレ」と「警戒心」が大きな原因になっているんですね。

アングラーのプレッシャーによる「スレ」

常夜灯の下はアジが集まりやすい反面、連日多くのアングラーがルアーを投げ込んでいます。そのため、アジがワームの動きや波動に慣れてしまい、極度にスレてしまっていることがよくあるんです。特に、週末のメジャーポイントでは、アジがルアーを「エサではない」と完全に見切っているケースも少なくありません。こうなると、ただ巻きや派手なアクションでは全く口を使わなくなってしまいます。

光と影の変化に対するアジの警戒心

海面を照らすライトや人影でアジが警戒して散ってしまうNG行動の図解

アジは非常に警戒心が強く、特に「不自然な光や影の動き」に対して敏感に反応します。釣り場に到着して、海面をヘッドライトでパッと照らしてしまったりしていませんか? これ、実は一番やってはいけないNG行動かも。海面を照らすと、アジは一瞬で警戒モードに入り、群れが散ってしまう原因になります。また、常夜灯を背にして立つことで、自分の人影が水面に落ちてしまうのも同様です。アジからすれば、いきなり巨大な影が動くわけですから、怖がって逃げてしまうのも当然ですよね。

注意点:光と影の扱いに気をつけよう

アジは光の変化に非常に敏感です。釣り場に着いてすぐに海面をライトで照らすのは避けましょう。仕掛けの準備はライトを海に向けずに行うのが基本ですね。

常夜灯の「色」によるプランクトンの集まり方の違い

常夜灯には、白い光のLEDや、オレンジ色のナトリウム灯など、いくつかの種類があります。最近増えているLEDの白い光は、直線的で海中深くまで届きやすい反面、プランクトンが集まる範囲が狭くなる傾向があると言われています。一方でオレンジ色のナトリウム灯は、光が柔らかく広がりやすいため、アジが広範囲に散らばっていることがあるんです。「常夜灯があるから絶対釣れる」と思い込まず、光の質やアジの警戒心をしっかり考慮することが、釣れない状況を打破する第一歩かなと思います。

アジングが月夜に釣れないメカニズム

「満月の夜はアジングに適さない」「月夜は釣れない」と先輩アングラーから聞いたことがあるかもしれませんね。これ、単なるジンクスではなくて、科学的にも明確な理由があるんです。月明かりがアジの行動や環境にどのような影響を与えているのか、詳しく掘り下げてみましょう。

プランクトンが広範囲に分散してしまう

夜のアジングにおいて、アジは常夜灯の光に集まるプランクトンを狙って集まってきます。これを「走光性」と呼びます。しかし、満月のように月明かりが非常に強い夜は、海全体が明るく照らされてしまいますよね。すると、常夜灯の「明暗のコントラスト(光と影の境目)」が薄れてしまい、光に集まるはずのプランクトンが海全体に広範囲に散らばってしまうんです。エサとなるプランクトンが散ってしまうと、当然それを追うアジの居場所も絞りにくくなり、「どこを狙えばいいかわからない」という釣れない状況に陥ってしまうわけです。

視界が良くなることによる警戒心の上昇

月明かりによって水中が明るくなると、アジの視界が普段の夜よりも格段に良くなります。これはつまり、僕たちが投げているワームのシルエットや、ラインの存在、さらにはジグヘッドの不自然な動きまで、アジにハッキリと見切られやすくなるということです。普段なら騙せるはずのルアーでも、「なんか怪しいな」と見切られてしまう確率がグッと上がってしまうんですね。

外敵から身を隠すための本能的な行動

さらに、海全体が明るいということは、アジにとって天敵であるシーバスやタチウオ、アオリイカなどからも見つかりやすくなるということを意味します。アジは本能的に、開けた明るい場所を嫌がり、外敵から身を隠せる暗がり(シェード)や、光が届きにくい深場(ディープ)へと移動する傾向があります。表層付近にアジの姿が見えない時は、こうした防衛本能が働いている可能性が高いかも。月夜は環境全体がアジにとって「警戒モード」になりやすいということを覚えておくと、戦略が立てやすくなると思いますよ。

プランクトンパターンと釣れない関係

アジングをしているとよく耳にする「プランクトンパターン」。実は、夜の常夜灯下に集まるアジのほとんどは、小魚(ベイトフィッシュ)ではなく、光に集まったアミエビなどの微小なプランクトンを捕食しています。この事実を理解していないと、いくらルアーを投げても全く釣れないという悲しい結果になってしまうんです。

プランクトンには遊泳力がない

プランクトンパターンの最大の特徴は、「エサが自力で泳ぎ回らない」ということです。小魚であれば、逃げ惑うようにスイスイと泳ぎますが、プランクトンは潮の流れに乗ってフワフワと漂っているだけです。つまり、アジがプランクトンを食べている時に、ワームをロッドでビュンビュンと激しく動かしたり、リールを速く巻いたりしてしまうと、アジからすれば「なんだあの不自然な生き物は?」と完全に無視されてしまうんですね。釣れない時ほどアクションを派手にしてしまいがちですが、それは逆効果になることが多いかも。

アジの捕食スタイル(吸い込み型)を理解する

アジがプランクトンを吸い込んで捕食するメカニズムとアワセの図解

アジがプランクトンを食べる時、ガブッと噛み付くのではなく、海水と一緒に「スポッ」と吸い込むようにして捕食します。そのため、ワームやジグヘッドが重すぎたり、ラインがピンと張り詰めすぎたりしていると、アジが吸い込んだ時に違和感を感じて、すぐにペッと吐き出してしまうんです。これが「アタリはあるのになかなか乗らない」という現象の正体ですね。

「動かさない勇気」が釣果を分ける

プランクトンパターンを攻略するためには、ワームを「魚」として見せるのではなく、「潮に漂うプランクトンの塊」として見せることが重要です。アクションを極力抑え、潮の流れに乗せてフワフワと漂わせる「ドリフト」や、ラインを張ったままゆっくりと沈める「テンションフォール」が基本になります。アジが何を食べているかを常に意識し、それに合わせた自然なアプローチを心がけないと、ルアーを無視され続けることになります。この「動かさない釣り」をマスターできるかどうかが、夜のアジングでの釣果を大きく左右するポイントですね。

沖の集魚灯がアジングに及ぼす影響

岸からアジングを楽しんでいると、沖合にイカ釣り漁船やシラス漁船などの強力な集魚灯(メタハラ灯など)を点灯させた船が現れることがあります。実はこれ、岸からのアジングにとってはかなりのバッドコンディションになることが多いんです。「さっきまで釣れていたのに、急にパッタリと反応が消えた」という経験がある方は、もしかすると沖の集魚灯が原因だったかもしれません。

圧倒的な光量差によるアジの移動

沖の集魚灯の強い光にアジの群れが移動してしまう状況の解説図

漁船が焚く集魚灯の光量は、堤防にある常夜灯とは比べ物にならないほど強力です。海中深くまで、そして広範囲に強烈な光が届くため、プランクトンが一気に沖の光源へと引き寄せられてしまいます。それに伴って、岸近くにいたアジの群れも、よりエサが豊富な沖合へと大移動してしまうんですね。アジの走光性は非常に強いため、岸のささやかな常夜灯の光では、沖の強烈な光には到底太刀打ちできません。

岸にアジが残っていない状況の絶望感

群れが沖へ抜けてしまうと、手前の堤防周りにはアジがスッカラカンという状態になります。こうなってしまうと、どんなに優秀なワームを使おうが、どんなに繊細なアクションを駆使しようが、そもそも魚がいないのですから釣れるわけがありません。アジングにおいて「魚がいない場所で粘る」ことほど時間の無駄になってしまうことはないかなと思います。

漁船が現れた時の見切りと判断

もし釣行中に沖合で強力な集魚灯が焚かれ、アタリが完全に遠のいてしまった場合は、早めに見切りをつける決断も必要ですね。対策としては、集魚灯の影響を受けにくい山の裏側や、光が届かないワンドの奥、あるいは完全に別の港へ大きく場所を移動(ランガン)するのが一番確実です。沖の光にアジが引っ張られている時は、岸からのアプローチではどうにもならないことが多いので、状況を冷静に観察して、無駄な粘りを避けることが釣果を伸ばすコツになります。

潮止まりでアジングが釣れない理由

「潮が動けば魚が釣れる」というのは釣りの基本中の基本ですが、アジングにおいても潮の動きは非常に重要です。特に、満潮や干潮の前後で潮の流れがピタッと止まってしまう「潮止まり」の時間帯は、アジの反応が著しく落ち、全く釣れなくなることがよくあります。では、なぜ潮が止まるとアジは口を使わなくなるのでしょうか。

プランクトンの供給がストップする

潮が動いている時は、海流に乗って新しいプランクトンが次々と常夜灯の下に運ばれてきます。アジはそれを待ち構えて効率よく捕食しているわけです。しかし、潮が止まるとプランクトンの供給が途絶えてしまいます。エサが流れてこなくなれば、アジも捕食モードを解除し、「省エネモード」に入ってしまいます。わざわざエネルギーを使ってまでルアーを追いかけることをしなくなるため、釣れなくなってしまうんですね。

溶存酸素量の低下とアジの活性

潮が動かないと、海水の循環が悪くなり、水中の酸素濃度(溶存酸素量)が低下しやすくなります。(出典:気象庁『潮汐・海面水位の知識』)特に、夏の高水温期はもともと海水に溶け込む酸素の量が少ないため、潮止まりになるとさらに酸素が不足しがちです。アジは酸欠状態になると極端に活性が下がり、目の前にルアーを通しても完全に無視するようになります。

「見えアジが釣れない」現象の正体

夏の夜の常夜灯下で、表層にたくさんのアジが浮いていて姿が見えるのに、ルアーには全く反応しない「見えアジが釣れない」現象。これも、潮止まりや高水温による酸欠が大きく関係しています。アジは少しでも酸素を求めて表層に浮いているだけで、決してエサを探しているわけではないんですね。このような状況では、無理に釣ろうとせず、潮が再び動き出すタイミング(潮の動き始め)を待つか、少しでも潮通しの良いポイントへ移動するのが得策かなと思います。自然のサイクルには逆らえないので、潮見表をしっかり確認して釣行プランを立てることが大切ですね。

アジングで夜釣れない状況を打破する戦略

夜に釣れない原因がわかったところで、次はその厳しい状況をどうやって攻略していくかについてお話しします。立ち位置の工夫やワームの選び方、アクションのコツなど、実践的な対策をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

常夜灯周りで釣れない時の攻略法

常夜灯があるのに釣れない、そんなスレた状況を打破するためには、立ち位置の工夫とアプローチの精度を上げることが不可欠です。「ただ光の真下に投げれば釣れる」という甘い考えは捨てて、より戦略的に常夜灯周りを攻めるための具体的な方法を解説していきますね。

狙うべきは「明暗の境目」一択

常夜灯周りのアジングで良型アジが潜む明暗の境目とトレースコースの図解

常夜灯の真下の最も明るい場所は、確かに小アジがたくさん群れていることが多いですが、同時にアングラーのプレッシャーも最高潮に達しています。良型のアジや、警戒心の強いスレたアジは、明るい場所には出ず、光が届かなくなる「明暗の境目」や、少し暗くなった「影の部分」で、明るい場所から流れてくるプランクトンを待ち構えているんです。ですので、キャストする際は明るい場所のど真ん中ではなく、光と影の境界線をかすめるようにトレースコースを意識することが重要です。

立ち位置とプレッシャーの管理

釣り座を構える位置も非常に重要です。常夜灯を背にして立つと、自分の影やロッドの影が水面に落ちてしまい、アジを強烈に警戒させてしまいます。基本的には、常夜灯の光が直接当たらない「暗い側」に立ち位置を取り、明るい側に向かってキャストするのがベストですね。また、足音やクーラーボックスを置く音などにも気を配り、極力プレッシャーを与えない静かなアプローチを心がけましょう。

軽量ジグヘッドによる「静」のアクション

スレたアジやプランクトンパターンを攻略するために、ジグヘッドは思い切って軽くしてみましょう。0.3g〜0.8g程度の軽量ジグヘッドを使用し、フワフワと潮に漂わせる「静」のアクションが効果絶大です。リールは巻かず、ロッドの角度を保ったままラインテンションをキープするだけで十分です。軽量ジグヘッドの具体的な使い方や操作感については、軽量ジグヘッドを使ったテンションフォールのコツも参考にしてみてください。不自然な動きを徹底的に排除することが、常夜灯周りで一人勝ちするための最大の秘訣かなと思います。

月夜のアジングで釣れない時の対策

満月で海全体が明るく、プランクトンが散ってしまっている月夜。アジングにとっては厳しい条件ですが、決して釣れないわけではありません。状況に応じたポイント選びとアプローチを変えることで、月夜でもしっかりとアジを引き出すことは可能です。

月明かりに負けない強力な光源を探す

月明かりによって常夜灯の明暗効果が薄れてしまうなら、月の光よりもさらに強い光を放つ場所を探すのが一つの手です。例えば、オレンジ色のナトリウム灯よりも、白く強烈な光を放つ水銀灯や大型のLED照明がある港湾部などが狙い目です。また、白いコンクリートの壁や船体に光が反射して、局所的に非常に明るくなっているポイントも、プランクトンが溜まりやすいためチャンスがあります。

月の光が届かない「シェード」と「ディープ」を狙う

月夜のアジングでアジが身を隠すシェード(影)とディープ(深場)のポイント図

アジは外敵から身を隠すため、月夜には暗がりを好む傾向があります。堤防の壁際、係留されている船の下、橋脚の裏側など、月の光が遮られて「シェード(影)」になっている場所は、アジが身を潜めている一級ポイントです。また、表層が明るすぎる場合は、光が届きにくい水深のある「ディープ(深場)」のボトム付近に群れが沈んでいることも多いです。少し重めのジグヘッド(1.5g〜2gなど)を使って、ボトムをネチネチと探ってみると、思わぬ良型が連続ヒットすることもありますよ。

月の出・月の入りの時間を計算する

月夜だからといって、一晩中月が出ているわけではありません。釣行前に月齢カレンダーや潮汐表を確認し、「月の出」と「月の入り」の時間を把握しておくことが非常に重要です。例えば、満月でも月の出が夜の22時であれば、日没から22時までの間は「闇夜」と同じ条件で釣りができます。月の影響がない時間帯に勝負をかけ、月が高く昇って釣れなくなったら潔く納竿する、といったタイムスケジュールを組むと、効率よく釣果を上げることができると思います。

補足:月齢カレンダーを活用しよう

釣行前に月齢カレンダーを確認し、月の出と月の入りの時間を把握しておくと、戦略が立てやすくなりますよ。

闇夜のアジングとポイント選び

常夜灯が一切ない、真っ暗な闇夜のポイント。「光がないとアジは集まらないから釣れないのでは?」と思うかもしれませんが、実は闇夜こそこっそり良型を狙える激アツなシチュエーションなんです。プレッシャーが低く、アジの警戒心も薄れている闇夜でのポイント選びと戦略について解説します。

闇夜のメリットとアジの行動パターン

常夜灯がない場所は、釣り人が寄り付かないためプレッシャーが極めて低く、アジがスレていないという最大のメリットがあります。光源がない場所では、アジは光に依存せず、潮の流れに乗って回遊しながらエサを探します。そのため、アジの回遊ルートさえ見つけ出すことができれば、警戒心ゼロの良型アジが連続してヒットする「入れ食い状態」を味わえることもあるんです。

狙うべきは潮通しと地形変化(ストラクチャー)

闇夜でアジの回遊ルートになりやすいのは、潮通しが良い場所と、地形に変化がある場所です。具体的には、外洋に面した堤防の先端、潮目がぶつかるテトラ帯、海流が複雑に絡み合う地磯などが有力なポイントになります。また、海底の駆け上がり(ブレイク)や、沈み根などのストラクチャー(障害物)周辺も、プランクトンや小魚が溜まりやすいため、アジが必ず立ち寄る餌場になります。明るい時間帯に下見をしておき、どこに地形変化があるのかを把握しておくことが、闇夜攻略の鍵ですね。

安全対策は絶対に妥協しない

闇夜でのアジングは魅力がいっぱいですが、足元が全く見えないため、落水や転倒などの危険が常に伴います。ライフジャケットの着用はもちろんのこと、滑りにくいフィッシングシューズ、周囲を明るく照らせるヘッドライトなど、安全対策は万全にしてくださいね。また、立ち入り禁止区域や危険なテトラ帯での釣りは絶対に避けましょう。正確なルール情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。夜釣りの安全については夜釣りの安全対策と必須装備ガイドでも詳しく解説していますので、釣行前に必ずチェックしておいてくださいね。

アジングの夜のワームカラー選び

夜のアジングにおける状況別のワームカラーの見え方と選び方の比較図

夜のアジングにおいて、ワームのカラー選びは釣果を左右する非常に重要な要素です。暗い海の中でアジにワームを見つけてもらい、なおかつ違違和感なく食わせるためには、その日のシチュエーション(光量や水質)に合わせたカラーローテーションが必要不可欠になります。

シチュエーション別の基本カラー

夜のアジングでベースとなるカラーの特徴を理解しておきましょう。

  • クリア系(透明・ラメ入り):常夜灯下での大定番です。光を透過してシルエットがぼやけるため、プランクトンパターンや、月夜でアジの視界が良くルアーが見切られやすい状況で非常に有効です。
  • ソリッド系(ブラック・ホワイトなど):光を透さないベタ塗りカラーです。闇夜や、雨上がりで濁りがある状況において、ワームのシルエットを黒くハッキリと浮かび上がらせ、アジに存在をアピールしたい時に絶大な効果を発揮します。
  • グロー系(蓄光):ライトで光を当てると自ら発光するカラーです。常夜灯がない真っ暗な闇夜、濁り潮、新月の夜など、とにかくアジにワームを見つけさせたい場合のパイロットルアーとして重宝します。
  • チャート系(イエロー・ピンク):視認性が高く、グローの不自然な発光を嫌がるスレたアジに対し、存在感だけをしっかりアピールしたい時に有効です。
  • オレンジ・暖色系:オレンジ色の常夜灯(ナトリウム灯)の下では、同系色のワームが光に馴染みやすく、違和感を与えにくいため釣果が上がりやすい傾向があります。

カラーローテーションの考え方

まずは、その場の状況に最も合っていそうなカラーからスタートし、アタリがなければ「目立つカラー」から「ナチュラルなカラー」へ、あるいはその逆へとローテーションしていくのが基本です。カラー選びで迷った際や、より詳しいローテーション術を知りたい方は、アジングにおけるワームカラーローテーションの基本も合わせて読んでみてくださいね。状況にバッチリとハマるカラーを見つけた時の連発劇は、アジングの醍醐味の一つかなと思います。

カラー系 特徴・適したシチュエーション
クリア系 常夜灯下の定番。プランクトンパターンや月夜など見切られやすい状況に最適。
ソリッド系 シルエットがはっきり出る。闇夜や濁り潮でアピール力を高めたい時に有効。
グロー系 自ら発光する。常夜灯のない闇夜や新月、濁りがきつい時のパイロットルアーに。
チャート系 視認性が高い。発光は嫌がるが目立たせたい、スレたアジへのアプローチに。
暖色系 オレンジ色のナトリウム灯下で光に馴染み、違和感なく食わせやすい。

釣れない状況を変えるアクション術

アジングで夜に釣れない時、多くのアングラーが陥りがちな罠が「ルアーを動かしすぎてしまう」ことです。プランクトンを捕食しているアジに対して、激しいロッドアクションは完全に逆効果。ここでは、厳しい状況を打破するための「動かさないアクション術」について深掘りしていきます。

テンションフォールとデッドスローの極意

プランクトンパターンを攻略する上で最も重要なのが、ラインを張ったままジグヘッドをゆっくりと沈めていく「テンションフォール」です。キャスト後、任意のレンジ(水深)まで沈めたら、ロッドを少し立ててラインにテンションをかけます。そのまま動かさずに待つことで、ジグヘッドが潮の流れを受けながら斜め下へフワフワと滑り落ちていきます。これがアジにとって最高に美味しそうなプランクトンに見えるんですね。また、リールのハンドルを数秒に1回転させる程度の「デッドスロー(超ゆっくり巻き)」も、一定のレンジを漂わせるのに非常に有効なテクニックです。

ジグヘッドの重さ(ウェイト)の微調整

「動かさない釣り」を成立させるためには、ジグヘッドの重さ選びが命になります。基本は0.6g〜1g程度を基準にしますが、風が強い日や潮の流れが速い時は、1.2g〜1.5gへと重くして、ルアーが浮き上がりすぎないように調整します。逆に、風もなく潮も緩い状況であれば、0.5g以下の軽量ジグヘッドを使い、よりゆっくりと沈めることでスレたアジに口を使わせることができます。これらの数値はあくまで一般的な目安ですので、当日の海の状況に合わせて細かくローテーションしてみてくださいね。

ラインメンディングで違和感を排除する

もう一つ大切なのが、ラインメンディング(糸フケの処理)です。風に煽られてラインが大きくたるんでしまうと、ジグヘッドが不自然に引っ張られてしまい、アジに見切られる原因になります。キャスト後はすぐに糸フケを巻き取り、ロッドティップ(穂先)からルアーまでが一直線になるように意識しましょう。不自然な動きを徹底的に排除し、潮に漂うプランクトンを完璧に演出できれば、どんなに厳しい状況でもアジは必ず口を使ってくれるはずですよ。

アジングで夜釣れない悩みのまとめ

ここまで、アジングで夜に釣れない原因とその対策について、科学的な視点と実践的なテクニックの両面から詳しく解説してきました。いかがだったでしょうか。「夜だから適当に投げれば釣れるはず」という思い込みを一旦捨てて、なぜ釣れないのかを論理的に考えることが、上達への一番の近道になります。

状況を冷静に分析する癖をつけよう

アジが釣れないのには、人のプレッシャー、常夜灯の光の質、月の明るさ、潮の動き、そしてプランクトンの有無など、必ず何かしらの原因が隠されています。釣り場に着いたらすぐにルアーを投げるのではなく、まずは海面を観察し、潮の動きを感じ、風の向きを確認する。そうした「状況分析」を習慣づけることで、次の一手が見えてくるはずです。

引き出しの多さが釣果に直結する

明暗の境目を丁寧に探る、月夜は影や深場を狙う、重さやカラーをこまめにローテーションする、そして極力ルアーを動かさない。今回ご紹介した対策は、どれも特別な技術が必要なものではありません。大切なのは、釣れない時に「じゃあ次はこれを試してみよう」と、すぐにアプローチを変えられる引き出しの多さです。一つ試してダメなら次、それでもダメならまた次と、諦めずに工夫を続けることで、必ず状況を打破できるタイミングがやってきます。

最後に

夜のアジングは、見えない海中の状況を想像しながら、アジとの知恵比べを楽しむ非常に奥深いゲームです。論理的な理由を理解し、状況に応じた最適なアプローチができれば、夜のアジングはもっと楽しく、そして確実に釣れるようになりますよ。今回お伝えした内容が、皆さんの釣果アップのヒントになれば嬉しいです。次回の釣行で、ぜひ一つでも多くの対策を試してみてくださいね!応援しています。

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